立憲民主党の泉健太代表は13日、都内で行われた会見で、日本維新の会の鈴木宗男参院議員が離党し、また同党の地方議員による不祥事が相次いでいることについて「無理やり勢力を拡大させようと急激に取り組むばかりに勢力拡大を優先させるがあまり、やっぱり人物をちゃんと見切れていない、審査しきれていないのでは」と候補者選考の甘さを指摘した。

鈴木氏は党に無許可でロシアを電撃訪問し、現地での発言を巡って除名処分が決定し、最終的に離党となった。地方議員による政治とカネを巡る問題やパワハラ疑惑なども続いている。 泉氏は次期衆院選で野党第1党を目指すとしている維新について「地元の方も、あまりよく知らない。実は選んだ維新の側もあまりよく分からないという人物を党の名前を冠せば、これぐらい受かるからということで候補者として出してしまって、後から不祥事が発覚するパターンが多いんじゃないか」と分析した。