自民党の三原じゅん子参院議員は20日の参院本会議で、今年8月に63歳で亡くなった同党の島村大参院議員への追悼演説を行った。 島村氏と三原氏は、同じ自民党神奈川県連に所属し、ともに活動する機会が多かった。喪服で参院本会議場の演壇に立ち「痛惜の念に絶えません」と切り出した三原氏は、島村氏が亡くなる直前まで政治活動を行っていたことに触れ「病を抱えておられたとはいえ、ごく最近までお元気だったお姿を思い浮かべると、今でもこの悲しい知らせを信じることができません」と口にした。
歯科医から政界入りした島村氏の経歴、コロナ禍では厚労政務官の立場で感染症やワクチン対策に尽力した功績を紹介し「国民の目線で政策を考えていかなければならないとの強い意識をお持ちでした」と振り返った。「現場で生活している方々の声を、耳をすまして聞くことができる人柄があり、その声を中央に伝えられるだけの力があった。現場と中央の架け橋を担うことができたのが、島村先生でした」としのんだ。
島村氏が今年6月の通常国会終盤、障がいのある子どもが適切に歯科医療を受けられる方策を質問した時のことを振り返ると「冒頭に、先生は『今国会、最後の質問になると思う』と前置きされていました。それが先生の最後の質問になってしまうとは、誰が想像できたでしょう。先生のご無念を思うと、言葉になりません」としのんだ。
島村氏の遺族も、涙ながらに追悼演説を見守った。三原氏は時折、声を震わせながら「先生がこれまでにまいたいくつもの種は、間違いなく後に芽が出てくるはずです。そのことを信じて、ご遺志を継ぎながら私たちも力を尽くしてまいります」と、追悼した。

