無所属の鈴木宗男参院議員と大阪府知事や大阪市長を務めた弁護士の橋下徹氏が25日に放送されたフジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜午前7時30分)で、ウクライナのゼレンスキー大統領の「資質」をめぐり激論となる場面があった。

ゲストの1人、自民党の佐藤正久参院議員が、ゼレンスキー氏がウクライナ侵略を続けるロシアとの戦いにおいて、十分な準備が進まないまま昨年6月に反転攻勢に転じたことについて「失敗」だったとの見方を示したことに対し、橋下氏は「西側諸国の責任もあると思う」と指摘。「あれだけ(軍事を含めて支援を)約束し、一致団結束だ、国際秩序を守るために戦えとあおられたら、ウクライナの大統領も乗っかると思う。声だけは勇ましいが覚悟がないならここまで声高に声をあげるべきではない。大統領の判断も狂ってしまうと思う」「(西側諸国は)約束したものすら提供していない。約束して、ものを出さないのは詐欺みたいなもの」などと持論を述べた。

これに対し、宗男氏は「ゼレンスキー氏はそもそも、大統領にふさわしい人だったのかどうか。政治家の基礎体力をだれも見ていない」と主張。「政治経験は何もない。コメディアンでした。大統領選挙があって、たまたまテレビ映画で大統領職(の役)で成功したものだから手を挙げて出て、なった人なんです」と、ゼレンスキー氏の大統領の「資質」に言及した。

これに橋下氏は「それを言い出したら、僕だって政治経験はない」と反論すると、宗男氏は「政治家は目標をもって勉強し、それなりの道を歩いてくるものだ」と主張を続けた。

橋下氏は宗男氏の「政治家論」に対し「それなら、今の永田町の政治家がみんな、それにふさわしいかといえば、あんな裏金ばっかりやってる人ばかり」とバッサリ。「そこ(資質の議論)はちょっと抜きにしましょう、選ばれた人なんですから」と、ゼレンスキー氏の資質問題を持ち出すことに疑問を示したが、宗男氏は「選ばれてよかったのかを考えないといけない」と、持論を譲らなかった。

宗男氏は昨年10月、ロシアを訪問。帰国後に当時所属していた日本維新の会を離党した。