兵庫県姫路市議会は19日の本会議で、今月末で任期満了となる教育長の後任について、TBSの元アナウンサー、久保田智子氏(47)とする人事案を承認した。

姫路市によると、教育長の任期は3年。久保田氏はTBSを退職した上で4月1日付で就任するという。

久保田氏は広島県出身。2000年にTBSにアナウンサーとして入社し、報道番組や情報番組、バラエティーまで幅広く活躍。15年3月に結婚し、報道記者の夫の赴任地の米国に渡るため16年3月に退社した。その後、20年12月に自身のSNSで「会社で新設されたジョブリターン制度を利用してTBSテレビ報道局に復職しました」と、約4年ぶりの復職を報告。最近は「TBS NEWS DIG」の編集長として番組に出演する機会も多かった。退社後に特別養子縁組制度で母となっていたことを明かしており、経験者の立場でテレビで語る機会も多かった。

渡米中にコロンビア大でオーラルヒストリーを専攻し、修士号を取得。家族のあり方や少子化、平和教育などに造詣が深いことでも知られる。

久保田氏の教育長起用などの人事案は今月12日、清元秀泰市長が議会側に説明していた。