米カリフォルニア州の弁護士資格を持つ国際弁護士の清原博氏は28日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に出演し、ドジャース大谷翔平投手(29)の元通訳、水原一平氏(39)が違法スポーツ賭博に関与したとされる問題で、大谷を担当する代理人が所属する弁護士事務所について言及した。

大谷の代理人が所属する「バーク・ブレトラー法律事務所」は、過去に俳優ジョニー・デップの離婚訴訟や、英アンドリュー王子の性的暴行をめぐる訴訟などを担当。「セレブ界の守護神」との異名をとるほど、セレブの信頼が厚いとされる。番組では、アンドリュー王子の弁護を担当したブレトラー氏は、時給2000ドル(約30万円)とされることにも言及した。

清原氏は、バーク・ブレトラー事務所について「そんなに大きな事務所ということではないが、セレブをクライアントに持つということで、大変有名。私も当然知っている」とした上で「なぜクライアントにセレブがいるかといえば、セレブから見ると頼もしい。メディア対応が上手で、どういう情報を発信すればセレブを守れるかをよく知っている」と背景に触れた。

その上で、今回の問題発覚後の動きについて「この事務所からは、いち早く『大谷選手は大規模窃盗の被害者』と、強い言葉でメディアに発信があった。これで、大谷選手のイメージダウンを最低限に食い止めることができた」と指摘。相棒だった水原氏の深刻な問題に対する代理人サイドの対応についてを解説した。

「バーク・ブレトラー法律事務所」はカリフォルニア州に拠点があり、2022年にブレア・バーク氏とアンドルー・ブレトラー氏が設立。歴史が浅く少数精鋭ながら、著名セレブの信頼が厚いことで知られる。