ジャーナリストの柳沢秀夫氏が28日、テレビ朝日系「大下容子ワイドスクランブル」(月~金曜午前10時25分)に出演した。自民党派閥の政治資金裏金疑惑問題で、森喜朗元総理が裏金のキックバック再開の判断に関与したと一部で報じられた件で、森元総理の聴取について、「(岸田さんの)覚悟が問われます」と話した。

「本当に関与したとすれば参考人招致、証人喚問ということになるが、岸田総理が果たしてそれをできるでしょうか。覚悟があるのか、度胸があるのか、場合によって、今の岸田政権がどうなるのか分からなくなるくらいまでのインパクトがあると思うんです。国民はじっと見ていますから」と補足した。

また、コメンテーターの中室牧子慶大教授は、「森さんの名前が出てきた時には納得がいくと思った。安倍さんが決めたこと(キックバックの禁止)を覆したということは、政倫審に出ていた人たちが決定したのは不自然に思えた。森さんが決定に絡んでいたというのは何となく納得できる」と語った。