将棋の渡辺明九段(39)が28日、X(旧ツイッター)を更新。今年の秋に勤続25年表彰を受けると明かした。

「最多敗戦賞なんてないから、今度の年度表彰には呼ばれないけど今年の秋式典で勤続25年表彰のはず」と切り出した。25日に行われた王位戦挑戦者決定リーグ白組で羽生善治九段(53)に敗れ、今季22勝26敗となり「全棋士中最多敗」決定を嘆いていた。

続けて「凄が賞状を持って一緒に写真を撮ろうとするのが目に見えてるけど、金一封がもらえるから行くか」とつづった。「凄」は「凄八」の略語とみられ、飯島栄治八段のニックネーム。飯島の口癖が「凄くないですか」から転じて、「凄くないですか」+「八段」からネット上のニックネームが「凄八」として定着している。

そして渡辺は「勤続25年ってすごくないですか?」と飯島を意識した1文をつづり、最後に「投稿へのうまいツッコミを皆さんも今から考えておいて下さい」と締めくくった。

渡辺は加藤一二三、谷川浩司、羽生善治に続く4人目の中学生棋士(5人目は藤井聡太)として00年4月1日に15歳で四段プロデビュー。全く同じ日に、飯島も四段としてプロデビューした同期。

渡辺の投稿に対し「5人しかいない中学生での棋士デビュー。常にトップポジションでの25年。凄すぎです」「ナベ先生と凄八先生は同期なんですね 四半世紀お疲れ様です おめでとうございますツーショット写真 楽しみにしてます」「40歳で勤続25年なんて凄くないですか」などと書き込まれていた。