日本維新の会政調会長の音喜多駿参院議員が2日、静岡県庁で行われた同県新規採用職員への訓示で、職業差別ともとられる発言をしたと報じられ、電撃辞職を表明した川勝平太知事について言及した。

ネット上に投稿されている動画などによると、川勝氏は新入職員に対し「情理を尽くして、自分の正しいと思う信念を貫くことが大切」とした上で、「県庁は別の言葉で言うとシンクタンク。毎日毎日野菜を売ったり、牛の世話をしたり、ものをつくったり、とかいうことと違って、基本的にみなさま方は頭脳、知性の高い方たち。それを磨く必要がある」などと発言している。この発言を巡り、記者から自身の進退を問われ、川勝氏は「6月の議会をもってこの職を辞そうと思っております」と述べた。

音喜多氏は川勝氏の発言に関し「発言は問題ですし、リニアの件も含めて知事としての資質に著しく欠ける。前回の不信任案は一票差で否決されましたが、議会が再度動く時では」とつづり、辞職表明を伝える記事を添付し「川勝県知事、そして投げ出しか。酷いな」と投稿した。