和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」で27日、中国への返還が決まったジャイアントパンダ全4頭の一般公開が最終日を迎えた。朝の開園と同時に、大勢が入場した。

開演前に並んでいた大阪市内から家族で来た40代男性によると、朝早くから多くの人が開園を待っていたといい、「朝10時の予定が9時ごろ、1時間ほど前倒しで入場になった」という。

園内は大勢でにぎわい、ショップではグッズを買い求める人も多く、「レストランの特別シフォンケーキは即売り切れって感じだった」と話した。

また、寄せ書きスペースも設けられ、感謝の言葉や思い出などがつづられた。

 

パンダと対面した来場者の中には涙ぐむ人もいて、「バイバイ!」などと別れの言葉が飛び交ったという。

中国への返還が決まってからは、隔離検疫が必要となるため、屋外での展示は5月末に終了。その後は、施設内2カ所でガラス越しでの対面となっていた。

返還される4頭は24歳で母パンダの良浜(らうひん)とその子の結浜(ゆいひん)(8歳)、彩浜(さいひん)(6歳)、楓浜(ふうひん)(4歳)。28日にアドベンチャーワールドを出発し、中国・四川省の繁殖研究施設へ向かう。