連載「鳥海高太朗の静岡深掘り」第8回は、「静岡空港から直行便でジャングリア沖縄へ」がテーマです。月2回の連載で、航空・旅行アナリスト鳥海高太朗氏(47)が、静岡に関する身近な話題を分かりやすく解説。お得な情報もお伝えします。

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沖縄本島の中部エリアにテーマパーク「ジャングリア沖縄」(沖縄県今帰仁村)が7月25日、開業した。敷地面積は約120ヘクタール、事業面積は約60ヘクタールと広大な場所(元ゴルフ場の敷地)に建設され、22のアトラクション、さらにはスパが楽しめる。アトラクション1番人気は「ダイナソーサファリ」。肉食恐竜であるT-REXから12人乗りの大型オフロード車に乗って猛スピードで逃げるが、スケールの大きさには圧巻だ。

そのほかにも、高さ約20メートルから両手を広げて空を飛ぶことができる「スカイフェニックス」、大人も子供も楽しめる「やんばるの森」に生息する動物がコミカルに案内してくれる「やんばるフレンズ」、直径約23メートルの巨大気球で標高200メートルを超える高さから山と海の景色を堪能できる「ホライズンバルーン」などがある。

ぜひ、訪れて欲しいのがスパ施設「スパジャングリア」。大自然と一体の世界最大級インフィニティ風呂があり、ここからの景色は絶景だ。内風呂には美肌効果のある天然温泉がある。別料金だが、ここはぜひ訪れて欲しい。

沖縄へは静岡空港からANAの直行便が毎日飛んでいる。コロナ禍で季節運休もあったが、昨年7月以降は通年運航に戻った。8月の運航スケジュールは、静岡空港を午後0時45分に出発し、那覇空港に午後3時10分に到着。戻ってくる便は那覇空港を午前11時10分に出発し、静岡空港に午後1時20分に到着となる。

乗り換えなしで行ける直行便は便利だ。初日は那覇空港に到着後、レンタカーなどを借りてホテルにチェックイン。1泊して、2日目に朝からジャングリア沖縄を楽しむのがおすすめ。理想は3泊4日か4泊5日。3日目以降はリゾートホテルでゆっくりしたり、美ら海水族館やハートの岩がフォトスポットになっている古宇利島など観光スポットを巡るのもおすすめだ。

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ジャングリア沖縄開業後、トラブルもいくつか出ている。当初懸念された周辺道路の交通渋滞は目立っていないが、アトラクションになかなか入れないという声が相次ぐ。特にアプリのトラブルで整理券配布に影響が出ているが、それ以上に待ち時間が常態化している。1日でどれだけのアトラクションが楽しめるのかが課題となりそうだ。

今後、さらに問題となりそうなのが大雨だ。私が訪れた際にもスコールがあったが、7月25日の開業後も大雨でほとんどのアトラクションが一時見合わせとなった。屋外型施設だけに天候は仕方ない部分でもあるが、雨の時の過ごし方も考える必要があるだろう。並ばないでアトラクションを楽しむには、990円~2970円の「プレミアムパス」を事前に予約すること。スムーズに入場可能だが人気があり、早めの予約が必要だ。

ジャングリア沖縄には、レンタカーでアクセスできるほか、那覇空港や那覇市内中心部などからバス「ジャングリア エクスプレス」で行くことも可能だ。オフィシャルホテルに宿泊するとバスが利用できるので便利だ。これから静岡から直行便に乗って沖縄を訪れてみては。

◆鳥海高太朗(とりうみ・こうたろう)1978年(昭53)7月17日、千葉県生まれ。成城大卒。航空・旅行アナリスト、帝京大学理工学部非常勤講師。航空会社のマーケティング戦略を主研究に、自らも国内外を巡りながら体験談を中心に各種雑誌・経済誌などで執筆している。静岡第一テレビ「every.しずおか」のコメンテーターとして静岡県内も精力的に取材している。