日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)は17日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜午前8時)に生出演。首相指名選挙と連立政権入りを見すえた自民党との政策協議実施をめぐり、長年維新が主張してきた「議員定数削減」について自民党がのまなければ連立は組まないと、自民側に衝撃の新要求を突きつけた。

吉村氏は16日夜に出演した報道番組でも、「議員定数の大幅削減を臨時国会でやるべきだと思う。そこは僕は譲りません」(「報道ステーション」での発言)と、強い調子で訴えていた。

吉村氏は「絶対条件」としている副首都構想や社会保障改革に触れながら、「(議員定数削減を)本気でできるかどうかが、非常に重要だ。そこがぼくにとっては肝の部分」と明言。12項目の政策実現を求めて16日に始めた自民との政策協議でも、自民側に議員定数削減の案を「投げました」と明かした。

「反対もあると思うが、いろんな改革を本気でやろうとしたら、本当の覚悟がないとできない」と述べ「それができないなら(政策協議で)合意はしません」と、繰り返した。

議員定数削減は「維新の原点」と訴え、大阪府議会で109議席から88議席まで約2割削減したとして「そこから始まり、財政を立て直して投資ができるようになり、今回の万博もできた」と説明し「衆参合わせて約700人いる。口だけはなく、高市(早苗)総裁の元で、やってもらえるか。次の臨時国会、年内(に結論を出すことで)合意できるか。これくらいできないと、日本の改革は到底できない」と訴えた。

具体的な削減数は「(衆議院の)1割、50人」と述べ、「テレビを見ている国会議員は、『吉村は何言ってる』と思うだろうが、それくらいの改革をやりましょうと呼び掛けたい」と主張。議員定数削減は「改革のセンターピンだ」と並々ならぬ決意を口にした。

ただ、議員定数削減は自民党だけでなく全議員の身分にかかわる問題。幅広い協議が必要となるため、臨時国会での実現を含めて、一筋縄ではいかない可能性が高い。