日本維新の会(維新)の吉村洋文代表が自民党との連立政権合意から一夜明けた21日、フジテレビ系の情報番組「サン!シャイン」(月~金曜午前8時14分)に冒頭から、生出演した。 吉村代表は「維新から閣僚は出さず、首相指名選挙(21日開催)や法案に賛成する閣外協力」という形で、20日午後6時過ぎに自民党の高市早苗総裁と、物価高対策など12項目にわたる連立政権合意文書を交わしている。

文書には、「国会議員の定数1割削減」が入っている。維新が自民との連立の条件として上げたもので、議員立法案を提出し、成立を目指す。比例代表の定数を削減することで、国家予算からすれば議員1人あたり約1億円のコスト、50人で約50億円が削減されるとしている。

小選挙区ではなく、比例代表の定数を念頭に50議席削減するとしている維新の主張には、小選挙区だけでは反映できない民意の切り捨てなどの批判が上がっており、自民と維新だけでの方針決定を横暴と批判する声もある。

吉村氏は「衆院選は小選挙区で負けたとしても復活当選っていう、我々の業界ではゾンビ議員という比例復活がある。小選挙区で落選してるけど当選するのが170以上ある。小選挙区が約300ある。僕はそれは違うなと思っています」と指摘。「コストの話はありますが、コストは本質じゃないと思っていて、政治家が一番やりたくないのは議員定数削減です。一番ハードルが高いのが議員定数削減です。『先ず隗より始めよ』、それをやらなくて、いろいろな改革はなかなかできない。実際に大阪(府議会)では109から88まで2割削減をやった。減らしたから大阪府政は黒字になり、財政はよくなり、おかしな補助金はやめ、万博までできるようにやってきた。出発点は議員定数の削減だったんです」と強調した。

ただ、合意文書では「一割を目標に衆議院議員定数を削減するため、令和七年臨時国会において議員立法案を提出し、成立を目指す」と、表現が「目指す」となっている。佐々木恭子アナウンサーが「(文書にあるのは)『成立を目指す』というところで納得されたのか。『成立させる』までは(自民に)迫れなかった?」と問われると「まあ、あの、まあ、ここはね。次の臨時国会にこだわりました。今年中に1割。50人。自民党も民主党もかつて国民に約束したのに、野田首相、安倍さん。その約束は果たされていない」と説明した。