5連覇を目指す藤井聡太竜王(名人・王位・棋聖・棋王・王将=23)が佐々木勇気八段(31)の挑戦を受ける、将棋の第38期竜王戦7番勝負第3局(京都市「総本山仁和寺」)は31日、初日を終えた。後手の佐々木が50手目に1時間28分も長考した末に封じた。この日午前9時からの2日制で始まった対局は、連敗中の佐々木が四間飛車を採用して意表を突いた。一方、28日に王座を失って6冠後退直後の一戦となった藤井は穴熊に囲った。形勢は互角で、じっくり腰を落ち着けて時間を使いながら、指し手を読み合っている。

竜王戦の仁和寺対局は4戦4勝、京都府でのタイトル戦は静岡県と並んで8戦8勝と最も相性がいい藤井が3連勝するのか。前期も挑戦して藤井から2勝と善戦健闘した佐々木がここで1つ返すのか。11月1日は封じ手を開封して、午前9時に再開される。

持ち時間は各8時間。初日の消費は藤井が3時間59分、佐々木が3時間29分。2日目は藤井が4時間1分、佐々木が4時間31分の残り時間で戦う。