参政党の安藤裕幹事長は14日の参院予算委員会で、高市早苗首相が「身を切る改革」の一環で議員歳費に上乗せされている政府役職分の給与の受け取りを当面見合わせる方針を示したことに、「これから国民の給与を上げ、経済を活性化させていかないといけない中で、給与を引き下げるのは(国民に)逆のメッセージを出していると思う」と、否定的な見解を示した。
その上で、高市首相のファッションに言及。「日本最高の生地を使って、日本最高の職人さんが作った服で、しっかり外交交渉してほしい。安物の服で対応していたら、なめられます」と私見を示し、高市首相が「そんなに恥ずかしくない格好で海外に行くようにしています」と、困惑気味に応じる場面があった。
高市首相は、閣僚分給与上乗せ見合わせについて「日本維新の会との間で議員定数削減で合意したことも踏まえ、高市内閣においては閣僚などの給与を不支給とする法改正行うこととした。議員歳費の範囲内で、物価高のさまざまな課題に取り組む決意を示した」と説明。安藤氏が求めた「日本最高の生地を使った、日本最高の職人が作った服」での外交について、「私たちは議員歳費をいただいており、その範囲内でしっかりと。そんなに恥ずかしくない格好で海外に出るようにしていますし、そんなに服を持っていませんが、物持ちがいいので15年前の服も引っ張り出して着ています。どうぞご安心ください」と返した。
これに、安藤氏は「世界に日本最高のものをアピールするのは(首相として)すごく大事な仕事と思う。物持ちがいい、ということではなく、日本最高のものはこれなんだ、ということを総理の立場でアピールしてほしい」と、譲らずに求めた。
高市首相は「でもですね…」と応じ、「たぶん、内閣総理大臣給与として上乗せされるものをいただいたとしても、日本最高レベルのものは絶対に買えないと思います」と笑わせ、「あ、誕生日とかのプレゼント、よろしくお願い致します」とジョークをまじえつつ「日本最高のものが何か。そういうセンスもないもんですから…すみません」と、申し訳なさそうに答弁した。
安藤氏は「身を切る改革は、非常に悪いメッセージだと思う。デフレスパイラルの加速装置だ」と指摘した上で「積極財政、賃上げを推進する高市内閣としては、絶対やってはいけないと思う」と述べ、閣僚給与分の上乗せ見合わせに、最後まで疑問を呈した。

