将棋界の50代以上のベテラン棋士が熟練の技を見せる、第3回達人戦立川立飛杯準々決勝、森内俊之九段(55)対行方尚史(なめかた・ひさし)九段(51)戦が6日、東京都立川市「立川ステージガーデン」で始まった。18世名人の永世称号を持ち、予選から重厚な指し回しで勝ち上がってきた先手森内と、前回準優勝でシードの後手行方との一戦だ。戦型はお互いに若い頃から得意としている矢倉に進んだ。

この公式戦、一昨年の第1回は羽生善治九段(55)が優勝し、ステージ上で行われた表彰式では当時日本将棋連盟会長だった羽生が、優勝者の羽生を表彰するという自作自演コントを見せ、観客を笑わせた。昨年は名人2期獲得の丸山忠久九段(55)が豪腕ぶりを発揮した。

6日は森内対行方戦の後、谷川浩司17世名人(63)対郷田真隆九段(54)、羽生対屋敷伸之九段(53)、佐藤康光九段(56)対丸山戦が組まれている。勝者は7日に同所で行われる準決勝、さらに勝てば同日同所での決勝へと進出する。

持ち時間は各30分、使い切ると1手30秒未満での指し手が要求される早指し戦。