天皇・皇后両陛下や長女愛子さま、秋篠宮ご一家ら皇族が出席された新春恒例の「歌会始の儀」が14日、皇居・宮殿「松の間」で催された。同日には宮内庁公式サイトに、詠まれた歌を公開。インスタグラムでは写真がアップされた。
インスタでは、黒いジャケットにブルーのシャツとネクタイを合わせた天皇陛下、ピンクのドレスにパールのネックレスをお召しの皇后さまが中央に座り、歌を楽しむ様子をアップ。両陛下の右手に愛子さまら、左手に秋篠宮ご一家が位置取った。愛子さまは薄いピンクのローブ、佳子さまは赤のドレスとヘッドドレスのコーディネートを披露した。
今年の題は「明」。「御製」と呼ばれる天皇陛下の歌では、題にちなみ、元日の夜明け前の神事の際に空に輝いた「明けの明星(金星)」と、新年の平安への願いが詠まれた。皇后さまは昨年11月に日本で初開催となった、第25回夏季デフリンピック水泳観戦での交流を歌に込めた。
愛子さまは「ラオス」、佳子さまは「ブラジル」と、昨年公務で訪問した海外の国への思いを歌に。初の参列となった悠仁さまは幼少から親しむ「とんぼ」を歌に詠んだ。
天皇陛下に特別に招かれる召人(めしうど)は、アイルランド出身の日本文学者で翻訳家ピーター・マクミランさん(66)が外国人として初めて選ばれ、歌を披露した。
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▽一覧
【天皇陛下】天空にかがやく明星眺めつつ新たなる年の平安祈る
【皇后さま】メダル掛け笑顔明るき選手らに手話で伝へる祝ひのことば
【秋篠宮さま】夜明け前一番鶏の鳴く声にアンルーナイの一日始まる
【紀子さま】雨降れば部屋で工作紙芝居「あそびのひろば」は明るい広場
【愛子さま】日本語を学ぶラオスの子どもらの明るき声は教室に満つ
【佳子さま】ブラジルと日本で会つた子どもらの明るい未来幸せ願ふ
【悠仁さま】薄明かり黄昏とんぼは橋のうへ青くつきりと俊敏に飛ぶ
【華子さま】夕暮れて富士登山する人多く列なす明りうごきゆく見ゆ
【信子さま】江戸川に打ち上げられし満開の花火明るし笑顔眩しき
【彬子さま】祖父宮(おほぢみや)の語りたまひし異国(とつくに)の砂の文明間近に迫る
【久子さま】佐渡島ほのぼの白く明けゆきて餌場に朱鷺の舞ひ降りきたり
【承子さま】参道を明るく照らす望の月見返ればはるか茜さす富士

