5連覇を目指す藤井聡太王将(竜王・名人・王位・棋聖・棋王=23)が永瀬拓矢九段(33)の挑戦を受ける。将棋のALSOK杯第75期王将戦7番勝負第3局が3日午前9時からの2日制で、東京都立川市「オーベルジュときと」で始まった。過去2局続けて採用された角換わりから一転、藤井が角道を止めてこれを拒否。序盤から前例のない「力戦」となった。

午前10時30分になり、最初のおやつが出された。永瀬は「エクレア(ミルクキャラメル風味)」「金の抹茶アイスラテ」「ハンドドリップコーヒー(温)」、藤井は「百合根金団(きんとん)」「狭山茶ほのか(温)」をそれぞれ頼んだ。

昨年同所で行われた第3局の際、永瀬は4回出されるおやつすべてが「四つ星苺(いちご)のシャルロット 練乳エスプーマ トンカ豆ソース」、勝負メシは2日間とも「うな丼」で通した。2日に立川市内のホテルで行われた前夜祭では「今回は違う試みのものを事前に考えてきた」と話していた。盤上では藤井が角換わりと違う試み、盤外では永瀬がおやつで違う試みを披露してきた。

局面は藤井の趣向に対し、先手番の永瀬が積極的に踏み込んで早くも激しいになり始めた。この後、午後0時30分から1時間の昼食休憩を挟んで対局が再開される。午後3時にもおやつが出される。午後6時の段階で手番の棋士が封じ手を行い、初日が終了となる。