高市早苗首相(自民党総裁)が、支援者と握手した際に手を負傷したと発表したことを受け、一部の立候補者の陣営では、コミュニケーション方法を握手から「グータッチ」に切り替える動きも起きている。

高市首相は1日のNHK討論番組を手の治療のため欠席。その後にXでは「実は、ここ数日の遊説会場で、熱烈に支援してくださる方々と握手した際、手を強く引っ張られて痛めてしまいました。関節リウマチの持病がありまして、手が腫れてしまいました」と説明していた。

その後のタイミングで行われた、ある自民党候補の決起集会では、終了後に会場出口で見送りのあいさつをする候補者と来場者の接触を「グータッチ」に限定。複数のスタッフが大声で「グータッチだけにしてください」「グータッチでお願いします」「握手はやめてください」と注意喚起した。

ある選挙関係者は「握手は自分の体の一部を相手に預けることになる。高市さんは選挙活動を続けることができているが、不測の事態が起こる可能性もある」と、対応に理解を示している。

過去には田中角栄元首相が「握手した数しか票にならない」と語るなど、特にドブ板選挙ではこれまで、握手は基本戦術とされた。今回の高市首相の負傷は、その風景が変化するきっかけとなる可能性も含んでいる。