大阪を本拠地とする日本維新の会が政権与党になって初めての国政選挙は、全国の85選挙区で維新VS自民のガチンコ対決を繰り広げた。24年の前回選挙で、維新が全19小選挙区を制した大阪では、高市政権への高い支持を追い風にする自民候補に猛追を受けた。

大阪市北区のホテルに設けられた維新の開票速報センター。吉村洋文代表は「非常に厳しく、難しい選挙になった」と述べ、異例の与党対決に「高市さんのメガトン級の風が吹いた」と振り返った。

維新の吉村洋文代表は前半戦は府外を回っていたが、選挙戦終盤、府内数カ所を重点区と位置付け、駆け回った。「与党」となったことで、これまでの「既存政治への批判」という最大の武器はかすんだが、吉村氏は高市政権の政策を推進する「加速役」に活路を見いだし、街頭では「アクセル役として政治を前に進める」と存在感をアピールした。

維新への配慮からか、高市氏は選挙戦では大阪入りはしなかった。公示前の34議席を維持するのは微妙な状況だが、吉村氏が進退をかけた「与党で過半数」の目標はクリアした。【松浦隆司】

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