公明党の竹谷とし子代表は26日、参院本会議で行われた代表質問で、高市早苗首相がさきの衆院選で当選した自民党衆院議員315人全員に、当選祝い名目で約3万円相当のカタログギフトを配布したことをめぐり、「法令上問題はないと答弁されたが、法令上問題はなくても有権者の中には、失望や戸惑いを感じている人もいる」と述べ、チクリと指摘した。
高市首相は25日の参院代表質問の答弁で総額には直接触れなかったが、単純計算で約945万円となる。原資については、「私が支部長を務める奈良県第二選挙区支部の政治資金からの支出となります」「政党支部から議員個人への寄付として、法令上も問題はないものと認識しています」と主張したが、国民が物価高に苦しむ中での1000万円近い資金を使った身内への「当選祝い」には、疑問の声も出ている。
竹谷氏は、質問に入る前、高市首相に「日本初の女性総理として国民のためにますますご活躍されることを期待しています」と祝意を述べながら、「ひと言申し上げます」とした上で、25日の参院本会議での高市首相のカタログ問題に関する答弁に言及。「今年1月、総理はこれまでおざなりになっていた大臣規範を改定し、大臣在職中の政治資金パーティー禁止を閣議決定されました。自民党や永田町の古い慣習を刷新することを期待されている高市総理だからこそ、今回の対応についての説明と、今後の姿勢が問われています」とも指摘した。
その上で「高市総理に関しては、政治とカネの問題について、さまざまな指摘がされている。今後、会見などでしっかり説明責任を果たしていくべきだと考えます」とも述べ、「政治とカネ」をめぐり、高市首相自身にさらなる説明が必要との認識も示した。
公明党は高市首相が自民党総裁就任後の昨年10月、約26年続いた自民との連立政権を離脱した。衆院では衆院選直前に立憲民主党とともに中道改革連合を結党したが、参院では立民、公明ともに残っており、中道への合流時期は不透明となっている。

