中道改革連合の小川淳也代表は27日の衆院予算委員会で、24日に行われた衆院代表質問で自身が求めた党首討論などの「直接対話」に関する質問への答えを「スルーされた」として、「いささか礼を失する」と苦言を呈する場面があった。

政府は26日、給付付き税額控除や消費税減税などについて議論する超党派の「国民会議」を初開催したが、中道は参加を見送った。小川氏はそのことに触れる中で「直接対話」の必要性を主張。「(我々は)小さい野党ですが、時にひざを突き合わせてお互いに胸襟を開く場は必要。時期を見て、そういうこともお願いした」と求めた。

小川氏は、26日の「国民会議」について、高市首相に質問。高市首相は「昨日の段階で、ご出席可能だった会派の方にご出席をいただいた。15分から20分くらいだったと思うが、初顔合わせという形で、それぞれの党の考え方を短く語っていただいた」とした上で、「ぜひともお待ちを申し上げております」と、中道の参加に期待を示した。

小川氏は「昨日、参加を見合わせたことは心苦しく思っている」と述べ、「ただ、会議の性格、改革の方向性、責任の所在があいまいと感じているので参加に踏み切れなかった。それをこれから明らかにしていただく責任が、総理にはある。環境が整えば当然出席させていただく所存であることは、確認させていただきたい」と述べた。

一方で、「手続き的なことで恐縮ですが、私はこの点(国民会議に関する内容)を、総理から直接お聞きしたいと、一例を挙げれば党首会談も1つの手法だと(24日の)代表質問の際に申し上げたが、残念ながら、総理のご答弁は、スルーでした」と不満を示し、「理由と真意を聴かせてください」と求めた。

高市首相は、「昨年から給付付き税額控除の制度導入を含めた社会保障と税の一体改革について、政府、与野党で共同開催する会議体を作るということで協議を続け、年明けにはおおむね合意をしていたと聴いている。給付付き税額控除は、給付と負担の全体を把握した上で中所得、低所得の方の負担を緩和する制度。今回は、給付付き税額控除と食料品の消費税率ゼロを同時並行で議論することにした」とした上で、「党首会談のお呼び掛けをいただいたが、スルーというよりは、まずは会議体を大切にしたいと思った」と、理由を口にした。

これに対し、小川氏は「党首会談への呼びかけがなかったので、私、ここに来ているんですね。総理と話し合いをしたくて」と、この日質問に立った背景を説明。「ときにひざ詰めで。(中道は)小さい野党ですよ。小さい野党です。(自民党は)大きい与党でいらっしゃる。そのことはわきまえたいと思いますが」と、衆院選を境に明暗が分かれた形になった両党の勢力に自虐的に触れつつ、「時にひざ突き合わせ、目を見すえて、お互いに胸襟を開いて話し合う場は必要ですから、時期を見てそういうこともお願いしたい」と訴えた。

その上で、「本会議でお願いしたことに、できることもできないこともあるでしょうし、検討できることもできないこともあるでしょう。答弁の中身は問いませんが、スルーというのは、いささか礼を失するということは、ちょっと苦言を申し上げないと行けない。今後も含めてお気をつけいただきたい」と要請した。