藤井聡太棋王(23)が2期連続で増田康宏八段(28)の挑戦を受ける、将棋の第51期棋王戦コナミグループ杯5番勝負第4局が15日、栃木県日光市「日光きぬ川スパホテル三日月」で行われ、後手の藤井が増田を下し、シリーズ対戦成績を2勝2敗のタイに戻した。増田の悲願の初タイトル奪取は最終局に持ち越しとなった。
増田にとっては、あと1勝でタイトルに手が届く大一番。戦型は相掛かりとなり、しばらくは先後同形の展開が続いた。57手目に増田が角を5筋7段目に打ち込むと左側の攻防になり、終盤は一手の違いで形勢が大きく動きかねない難しい勝負に。藤井がじわじわとリードを広げ、最後は増田が投了した。
終局後、増田は「中盤戦でちょっとうまくいかない部分があり、時間を使いすぎた」と反省した。
これで両者とも後手番で白星を挙げての2勝2敗。最終局は振り駒で先後が決まる。「後のない将棋になるので、先後どちらになっても戦える作戦を準備して臨みたい」と気持ちを切り替えた。増田が伊藤匠2冠(叡王・王座=23)に続いて「藤井からタイトルを奪った2人目の男」となれるか。最終局に注目が集まる。

