<1>インテグリフォリア(東京10R葉山特別・15時10分発走)

古賀師(左)と北村宏騎手(2023年5月20日撮影)
古賀師(左)と北村宏騎手(2023年5月20日撮影)

今年の全競馬場での芝1600メートルを見ると、今回出走する騎手&厩舎のタッグでは、北村宏騎手&古賀厩舎が馬券圏内の回数が3回でトップ(出走5回以上)。【1・0・2・4】で複勝率は42・9%と優秀で、複勝回収率も118%とプラスを計上している。

同タッグで挑むインテグリフォリアの父ロードカナロアは、今年の芝1600メートルで16勝を挙げ、勝率15%、連対率25・2%、複勝率33・6%の好成績。2位シルバーステート(9勝)に7勝差をつけトップを独走中だ。さらに今回の舞台、東京に限れば【6・4・1・12】、勝率26・1%、連対率43・5%、複勝率47・8%にアップする。

軌道に乗った血統馬が2戦目で2勝クラスを突破だ。


<2>カンチェンジュンガ(京都11R葵S・15時35分発走)

4月8日、3歳1勝クラスを制したカンチェンジュンガ
4月8日、3歳1勝クラスを制したカンチェンジュンガ

今年行われた芝1200メートル戦では幸騎手がトップの9勝を挙げるが、同騎手が騎乗するビッグシーザーでは配当妙味に欠ける。

そこで狙いは【5・2・2・26】で3位の5勝を挙げる藤岡康騎手だ。うち3歳戦では幸騎手と並ぶ4勝で1位。勝率26・7%、連対率33・3%は幸騎手をしのぐ。

藤岡康騎手が騎乗するカンチェンジュンガの父ビッグアーサーは、人気のビッグシーザーと同じ。その父の産駒は今年の芝1200メートルの3歳戦で首位の8勝を挙げている。

馬名の由来は世界3位の高峰カンチェンジュンガ。3位と言わず、上位進出で高配狙いだ。


<3>ノーブルクライ(東京6R3歳1勝クラス・12時55分発走)

ゆりかもめ賞4着のノーブルクライ(2023年2月5日撮影)
ゆりかもめ賞4着のノーブルクライ(2023年2月5日撮影)

2回東京で行われた3歳1勝クラスの芝レースでは、キャリア3戦の馬が【3・1・0・12】の好成績。計6鞍の半分で勝利を挙げている。

また、今年の東京芝2400メートルの3歳戦では、ハーツクライ産駒が【2・2・0・6】で連対数がトップ。同じく、前走コース別成績を見ると、前走が同舞台だった馬が【2・0・2・4】で複勝率50%を記録する。

キャリア3戦、ハーツクライ産駒のノーブルクライは前走、クラス2戦目となった東京芝2400メートルのゆりかもめ賞で4着。条件は整う。

1週前追いではダービーに出走する僚馬シャザーンと併せ馬を行い、今週は3頭併せでしっかり追われた。休み明けでも力を出せる態勢なのも心強い。


【先週土曜の結果】

<1>オリアメンディ

新潟9R飛竜特別 6着(9番人気)

<2>ハリケーンリッジ

東京9RカーネーションC 2着(4番人気)

<3>タイセイドレフォン

京都11R平安S 4着(6番人気)

◆DB班とは 極ウマ・プレミアム、および日刊スポーツの競馬面をさまざまな形で支える内勤チーム。DBはデータベースの略で、通称はディービー班。