<1>JRA獲得賞金トップ10入り

イクイノックスは前走の宝塚記念を勝って、JRA競走での獲得賞金が10億3029万8000円となり、史上21頭目のJRA獲得賞金10億円以上馬となった。また、ドバイシーマC1着も含めた総獲得賞金は14億8918万8100円となっている。

1着賞金2億2000万円の天皇賞・秋を勝てば、JRA獲得賞金は現在10位のコントレイル(11億9529万4000円)を上回り、歴代10位に。海外も含めた総獲得賞金では現在6位のオルフェーヴル(15億7621万3000円)を上回り、歴代6位となる。

ちなみに、JRA獲得賞金ランキングの1位は、キタサンブラックの18億7684万3000円。

JRA以外の競走も含む総獲得賞金の歴代1位は、アーモンドアイの19億1526万3900円。2位がキタサンブラック(すべてJRA)で、3位はパンサラッサ(18億4466万3200円)。


<2>G1・5連勝

イクイノックスは現在、22年天皇賞・秋→有馬記念→23年ドバイシーマC→宝塚記念とG1・4連勝中。今回も勝って、G1(JRA+海外)出走機会5連勝となれば、グレード制を導入した84年以降で6頭目となる。

過去の5頭は、6連勝がテイエムオペラオー(00年天皇賞・春~01年天皇賞・春)とロードカナロア(12年スプリンターズS~13年香港スプリント)。5連勝がナリタブライアン(93年朝日杯3歳S~94年有馬記念)、タイキシャトル(97年マイルCS~98年マイルCS)、アーモンドアイ(18年桜花賞~19年ドバイターフ)。


<3>史上3頭目の秋連覇へ

昨年の天皇賞・秋を3歳で制したイクイノックスが今年も勝てば、史上3頭目の天皇賞・秋連覇となる。

天皇賞は81年から優勝馬の再挑戦が可能となり、これまでにシンボリクリスエス(02、03年)、アーモンドアイ(19、20年)の2頭が秋連覇を果たしている。

なお、イクイノックスの鞍上・ルメール騎手は過去5年の天皇賞・秋で4勝しており、3連覇した18~20年以来2度目の連覇がかかる。