南関東の新馬戦でも続々と新種牡馬の産駒が勝利を挙げている。川崎も前開催は2鞍の新馬戦が行われ、6月17日の1Rではニシケンモノノフ産駒のオリコウキング(牡2、安池)がデビュー勝ち。母のドルフィンも管理した安池師に聞くと「牧場としてはニシケンモノノフもドルフィンも自分のところの生産馬。それにニシケンモノノフの子は多分まだ勝ってないの。調べてみて」という。言われてみればまだニュースになっていない。調べたところ、これが地方、中央を通じて産駒の初勝利。それをゆかりの血統で挙げた。

今野騎手は「イメージより出がよくなかったけど、最後まで反応してくれたので、ホッとしました。センスがいいですね。1400メートルでもいいかなという話もしてたけど、ドルフィンが速かったから、900メートルにしましょうと」。2番手からの競馬で抜け出した。

ニシケンモノノフは17年JBCスプリントを制覇。中央馬として挙げた勝利だが、デビューは門別。6月29日にはその門別でも6Rをデステージョ(牡2、角川)が勝ち、産駒の2勝目を記録した。【牛山基康】