祖母シラユキヒメ、母ブチコに続く母子3代白毛デビューを果たした3番人気ソダシ(牝、須貝)が、初陣を鮮やかに飾った。

注目の一戦は、好スタートを切ると2番手を追走。4コーナーで逃げ馬に並びかけて直線で早々と先頭に立つと、純白の馬体を揺らして楽々と押し切る強さを見せつけた。2着ギャラントウォリアに2馬身半差をつけ、勝ち時計は1分50秒4。JRAの新馬戦で白毛が勝ったのはマシュマロ、マイヨブランに次いで3頭目だが、芝では初めてとなった。

吉田隼騎手は「ゲートも問題なかったし、出てからも終始スムーズに自分から進んでいく感じで、こっちは手綱をかかえていた。瞬発力勝負になると嫌だったので、早めに動いていった。しっかり走れていました」とたたえた。

JRAで白毛の現役馬は7頭しかいない。須貝師は「ホッとした。意外とゲートが良かった。(牝馬としては)大型の馬だからリズムを崩さないように、との指示。いい位置を取った。洋芝は大丈夫やね。ひるむところもなくて」と振り返った。1度放牧に出し、次走はオーナーと相談する。