2年ぶり6度目の中山グランドジャンプ制覇を果たした絶対王者オジュウチョウサン(牡11、和田正)は、この日の勝利で通算の獲得賞金が9億4137万7000円となった(障害は9億1545万7000円、平地は2592万円)。

中山グランドジャンプは本賞金が6600万円で、暮れに行われる中山大障害(J・G1、芝4100メートル、12月24日)も本賞金は6600万円。中山大障害を勝てば、障害競走を中心に走った馬としては、史上初の獲得賞金10億円突破となる。

ちなみに日本より障害競走が圧倒的に盛んな欧州(※ほとんどの競走の賞金が日本より低い)だが、英国の競馬専門紙「レーシングポスト」はオジュウチョウサンが一昨年に中山グランドジャンプで5連覇を達成したことを伝える記事で、同馬のことを「world’s highest earning jumper(ワールド・ハイエスト・アーニング・ジャンパー=世界で最も賞金を稼いでいるジャンプホース)」と伝えている。日本の絶対王者オジュウチョウサンは世界が認める障害競走の賞金王だ。