NHKマイルC(G1、芝1600メートル、8日=東京)に向けて4日、東西トレセンで最終追い切りが行われた。

前哨戦のアーリントンCを差し切って制したダノンスコーピオン(牡3、安田隆)は、坂路を4ハロン54秒2-12秒5のタイムで駆け上がった。安田隆師は「中2週なのでプレッシャーをかけずに、そろっとやりました。(7着に敗れた2走前の)共同通信杯の時は状態が良くなかったけど、前走は良くなっていた。今回も前走以上です。去年の朝日杯は(状態が)本当に良かったけど、その後に体調を崩してなかなか元に戻らなかった。ここにきて、ようやく本調子になりました」と、前走からの上積みを強調した。

昨年末の朝日杯FSは、直線で内から脚を伸ばして3着。確かな復調気配とともに、今度こそのG1タイトルを狙う。