日本代表クラウンプライド(牡、新谷)は大敗した。初コンビとなるクリストフ・ルメール騎手(42)を背に、発馬を決めて2番手につける果敢なレース運びから3コーナーで先頭に並びかけて日本のファンに夢を抱かせたが、直線入り口で失速。後続の馬群にのまれ、着外に敗れた。

ダービー2着馬リーチザクラウンの産駒で、前走のUAEダービーで重賞初制覇を果たして米国へ転戦。同レース初騎乗の鞍上も「アメリカに合いそう。能力もある」と見込んでいたが、ダート王国の高い壁にはね返された。

レースは補欠1番手から他馬の出走取り消しで繰り上がったリッチストライク(牡、E・リード)が、後方の内から差し切った。鞍上はS・レオン騎手。現地の単勝オッズ最低人気の大波乱となった。