特別区競馬組合は5月31日、早田功駿騎手(32=大井)が同日付で騎手を引退することになったと発表した。自己都合のため。07年4月16日の初騎乗から地方通算3367戦156勝、中央通算3戦0勝。重賞は15年優駿スプリント(S2)など、ルックスザットキルとのコンビで挙げた3勝。

16年2月25日の大井11Rゴールデンステッキ賞では、16頭立て14番人気ギンザヴィクトリアに騎乗して1着となり、単勝3万9120円。95年の3万3180円の大井単勝配当レコードを21年ぶりに塗り替えた。20年1月24日の大井7Rでは、16頭立て15番人気サンタンデールの手綱を取って2着。地方競馬史上最高額となる3連単2848万1550円(的中1票)の大波乱を演出した。

早田騎手は「思い出はたくさんありますが、ルックスザットキル号で重賞を3つ勝たせてもらったこと、2016年のゴールデンステッキ賞で21年ぶりに単勝の配当レコード記録を塗り替えたこと、3連単の配当レコードが出たレースで2着に入ったことが特に印象に残っています。騎手生活を続けることができたのは自分の力だけではなく、皆様のおかげだと思っています。約15年間、本当にありがとうございました」とコメントした。