シュネルマイスター(牡4、手塚)は美浦ウッドの3頭併せで追い切られた。

嶋田騎手(レースはルメール)を背に外ドゥラモンド(古馬3勝クラス)、中リンクスルーファス(古馬1勝クラス)の内で馬体を併せる形。時計は5ハロン66秒9-ラスト11秒3。今年初戦で初の海外遠征だったドバイターフは8着に敗れたが、この馬らしい力強いフットワークは健在だ。

◆手塚師のコメント

(昨年の)マイルCS(2着)が終わって、ドバイに行こうと目標にして向かいましたが、残念な結果になり、帰国後はリセットし直した2カ月だったかなと思います。(ドバイは)走り切ってないので疲れはないし、立ち上げも順調にきています。

(リセットしたのは具体的に)もともと左後肢に弱いところがあって、ケアをしながらでしたが、ドバイでは良くなり切らなかった。そこは今回しっかりケアしてきました。

先週はルメールさんに乗ってもらって、本人が感触をつかみたいという希望もあったんですが、少しマッチョになったと言われました。走り出してからは良かった、と。時計は気にしなかったのですが、しっかり動けていたし、それを踏まえて、今週は嶋田騎手に微調整をさせました。

やれば動くタイプでさじ加減は難しいのですが、それほどやらないつもりだけど、もともとのポテンシャルが高いので速い時計が出ます。(追い切り後は)先週より息の入りも早く、先週より状態はアップしています。

去年の秋はスラッとした体型になりつつあって、1800メートル(毎日王冠)でいい競馬をして、マイルCSも良かったんですが、年が明けて、体型が変わってきました。

(昨年の安田記念は3着で)チャレンジャーでしたが、今年はその上位2頭がいないので、マイルでは勝ってほしいと思っているし、安田記念は手にしたい勲章。厩舎一丸となってやっているので、期待に応えられるような状態にしていきたいなと思います。

ドバイのレース以外はパーフェクトにレースをしているし、東京ではポカが少ない。舞台としてはいいんじゃないかと思います。雨は降らない方がいいのではないでしょうか。先週の段階で500キロで若干プラス体重です。

今年はドバイから安田記念というのが既定のローテーション。ドバイでずっこけてしまいましたが、なんとか名誉を回復できるように、いい結果を出したいと思いますし、応援していただければ期待に応えてくれるんじゃないかと思います。