フランスへ遠征中の大野拓弥騎手(35)が12日、フランス競馬初騎乗で見事に初勝利を挙げた。

ノールシュルエルドル競馬場の1R(未勝利戦、芝1800メートル)でザビッグショート(牡3、清水裕夫、父シユーニ)に騎乗。7頭立てで軽快にハナを奪うと、直線も右ステッキ2発で後続を突き放し、鮮やかに逃げ切った。勝ちタイムは1分51秒31。

ザビッグショートはデビュー4戦目でうれしい初勝利となった。管理するのはシャンティイで開業する日本人の清水裕夫調教師で「3S・レースホース・マネジメント」(野村茂雄オーナー)が所有している。母の半姉は15年のG1サンタラリ賞の覇者クイーンズジュエル。祖母のサファリクイーンはアルゼンチン産馬でアルゼンチンでG1・2勝を挙げ、米国移籍後に重賞4勝を挙げている。

大野騎手のフランス遠征は6月7日から8月30日までの予定。幸先のよいスタートを切った。