ロイヤルアスコット開催2日目、今年のプリンスオブウェールズS(G1、芝1990メートル、15日=アスコット)は5頭立てで行われる。

馬の力比べはもちろんだが、ジョッキーの駆け引きも楽しみたい一戦だ。

英国王室が主催する「ロイヤルアスコット開催」のデータに注目すると、ロードノース(セン6、J&T・ゴスデン、父ドバウィ)のランフランコ・デットーリ騎手は現役最多の76勝を挙げている。これに続くのが、ベイブリッジに騎乗するライアン・ムーア騎手で66勝。3位ビュイック騎手の28勝を2人が大きく引き離している。

開催リーディングの獲得回数はデットーリ騎手が7回、クールモアの主戦を務めるムーア騎手が現役最多の8回となっている。「ロイヤルアスコット開催を知り尽くす名手」の2人が日本馬シャフリヤールの前に立ちはだかることになる。

シャフリヤールのクリスチャン・デムーロ騎手は15年のチェシャムS(スイーツユー)で挙げた1勝。グランドグローリーのミカエル・バルザローナ騎手も16年のデュークオブケンブリッジS(アシャレット)の1勝。ステートオブレストのシェーン・クロース騎手は今年の開催でロイヤルアスコット開催初勝利を狙う。