フランスから追加登録料を払って参戦したグランドグローリー(牝6、G・ビエトリーニ、父オリンピックグローリー)が3着に入った。

道中は4、5番手を追走し、直線勝負。ゴール寸前でシャフリヤールより頭差だけ前に出た。レーシングポスト電子版はバルザローナ騎手の談話を伝えており、同騎手は「彼女は本当によく走った。残念だったのはペースが流れなかったことだけど、それでも非常にいいパフォーマンスをしてくれましたよ」とたたえている。

グランドグローリーは一昨年の仏オークス3着馬で昨夏のジャンロマネ賞でG1初制覇。オペラ賞2着の後にジャパンCで来日し、8番人気で5着に好走していた。ジャパンC後は12月にアルカナ社(フランス)の繁殖セールに上場され、現役引退が既定路線だったが、250万ユーロ(約3億2500万円)で落札され、その後に現役続行が決定。今年は4月にリステッド、5月にG3を勝って、ここに臨んでいた。高速馬場の東京で行われたジャパンCは3着シャフリヤールから0秒3差の5着だったが、タフなアスコットの馬場に舞台を移し、今度はシャフリヤールに先着を果たした。