横綱が“土俵入り”しました。6月1日付紙面「先取り2歳馬番付」で牡馬横綱に推挙されたレヴォルタード(手塚、父エピファネイア)が21日に美浦トレセンに入厩し、22日から調整をスタートさせました。

この日は角馬場をゆったりと周回。落ち着いた脚さばきに「1203」の緑ゼッケンがなびきました。母は重賞3勝馬バウンスシャッセ。その母の兄5頭は全てせん馬になっていることや、半姉コントラチェックがスピードを生かして重賞を3勝したように、いくらか前向きすぎる気性の血統ではありますが、トレセンでの調教初日とあって穏やかに1日を終えました。

今後は来週のゲート試験に向けて、練習を重ねていくそうです。手塚師は「体はスラッとしていていいね。雰囲気もある。この一族の割には落ち着いているし、この感じなら来週にもゲート試験を受けられると思う。個人的には(秋の)東京かな」と、お披露目に向けてイメージをふくらませていました。

ゲート試験合格なら再び放牧に出て、さらなる成長が促されるといいます。デビューを迎える秋には紙面上で「クラシック番付」の番付変動がスタートしていますが、来春には「先取り2歳馬番付」通りの活躍をしてくれることを夢想しつつ、温かく成長を見守りたいと思います。【極ウマPOG取材班】