水口騎手騎乗のブラッティーキッド(牡4、中尾)が1番人気に応え、地方・兵庫時代から8連勝でオープン入りを決めた。勝ち時計は1分45秒3。状態がよければ次走は中1週で同舞台のエルムS(G3、ダート1700メートル、8月7日=札幌)へ向かう予定。

道中は中団の外を追走。3角から進出し、直線半ばで先行集団を捉え、2着に2馬身半差をつける完勝劇を見せた。

栗東・中尾厩舎で昨年4月にデビュー。未勝利のまま兵庫に移籍して園田と姫路で5連勝し、今年5月に再び中尾厩舎へ戻った。再転入後は6月の1勝クラスから3連勝。デビューから中央所属時は常に手綱を取っている鞍上は「強いですね本当に。びっくりするくらい強くなっています。サトノロイヤルをマークする形でイメージ通りの競馬ができました。直線は追えば追うほど伸びてくれたので今後が楽しみです」と表情を緩めた。

中尾師も「強かったですね。前は体が緩かったですが、地方から帰ってくると丈夫になっていい馬体になっていました。3、4コーナーでスムーズにいかないと上のクラスでは勝てないので、そのあたりが課題。この後も元気なら、同じコンビで中1週でエルムSへ向かいます」と将来に期待を込めた。