2番人気ダノントルネード(牡、中内田、父ハーツクライ)が“億超え”対決を制した。

21年セレクトセール1歳部門で1億6500万円(税抜き)で落札された馬。逃げた同2億2000万円の1番人気シャザーン(牡、友道、父ロードカナロア)を直線で抜かし、抜かされ、最後にまた抜き返した。

高額馬による熱い追い比べは鼻差の接戦で決着した。勝ち時計は1分50秒6。

川田騎手は「強い馬がいると目いっぱい走らざるをえない競馬になりますね。大きな鼻差でした。勝ちきったことで、ゆっくり疲れを癒やして次に向かえればと思います」と話した。

中内田師は「相手がかなり走る馬でしたし、こういう形になりましたが、勝ちきってくれたことが大きいです」と胸をなで下ろした。

母は豪G1・2勝馬シーウィルレイン。良血馬の次走は今後の状態を見た後に決められる。