21日、カナダのウッドバイン競馬場でクイーンズプレート(オールウエザー2000メートル、11頭立て)が行われた。現地で活躍する日本人の木村和士騎手(22)が騎乗したアイロンストーン(牡3、父ミスタースピーカー)は4着だった。勝ったのはモイラ(牝3、父ゴーストザッパー)。鞍上はラファエル・ヘルナンデスで勝ちタイム2分1秒38はコースレコードだった。

クイーンズプレートはカナダ産馬限定で行われるため、格付けはないものの、同国の3歳馬最強を決めるカナダ版「ダービー」。20年には福元大輔騎手がマイティハートで制している。

木村和士騎手は日本人初のエクリプス賞(北米競馬の年度表彰)を受賞し、昨シーズンは日本人初のカナダ競馬リーディングジョッキー、カナダの年間最優秀騎手賞に輝いた若き名手。今年も開幕からリーディングを独走していたが、先月末に負傷し、3週間ほど実戦から離れていた。18日の競馬で騎乗を再開。クイーンズプレート制覇はならなかったものの、この日はG2キングエドワードSをフィロディアリアナを制し、自身の重賞11勝目を挙げている。