エリザベス女王が亡くなった。96歳だった。

競馬に情熱を注いだことで知られ、1952年に即位する以前から競走馬を所有。オーナーとして、英ダービーを除いた4つの英国クラシック競走(英2000ギニー、英1000ギニー、英オークス、英セントレジャー)を制した。英ダービーは1953年オリオールの2着が最高成績だった。

13年のアスコットゴールドカップをエスティメイトで制したのが、最後のG1制覇となった。

74年の英1000ギニー、仏オークスを制したハイクレアのひ孫にあたるのが、05年に日本で無敗の3冠馬に輝いたディープインパクト。女王は、日本で活躍し、種牡馬としても産駒が好成績のディープインパクトを気にかけ、自身が所有する繁殖牝馬ディプロマを日本へ送り、ディープインパクトと交配させた。

産駒のポートフォリオ、エデュケーターはエリザベス女王の勝負服で、英国で走っている。

また、現在10戦無敗(G1・6連勝)の成績を残している欧州のスターホース、バーイード(牡4、W・ハガス、父シーザスターズ)も6代母がハイクレアという血統になる。