今週もジャンプレース(障害競走)を楽しもう-。マーケティング予想の井上力心(よしきよ)記者、海外競馬&ジャンプ大好きの木南友輔記者、ゴルフや相撲など各スポーツ競技の取材経験豊富な木村有三デスクが楽しく、そして、本気で予想します。

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木村デスク エリザベス女王がお亡くなりになった。今年はロイヤルアスコットにも来場しなかったそうだし、なんとなく心の準備はみんなしていたのかな。

力心 SNSを見ていると、平地の競馬関係者だけじゃなく、ジャンプの競馬関係者も追悼していました。

木南 今年が即位70周年。英国の象徴であり、競馬の最大の支援者だった。女王がいなくなって、競馬はどうなるのか、この先どうなるんだろう、そう思っている関係者は多いと思います。

木村デスク さあ、今週から日本は秋競馬。元気よくいこうや。

力心 今週のジャンプレースは土曜中山1Rの未勝利戦、1鞍です。当てましょう。

木南 俺は◎マイネルツァイトを推す。ここ2戦は大きく負けているけど、敗因は置き障害のスピード勝負だと思う。障害専用コースでバンケットがある中山の方がこの馬の持久力を生かせる。先週は新潟で豪快な追い込みを決めた小野寺騎手の仕掛けに期待したい。

木村デスク ここは◎ルレーヴドゥリリやね。この馬もここ2戦はさえないけど、中山の障害コースは2戦して、3、2着。ここ目標に仕上げてきていると思うんやわ。

力心 僕は◎ウインガヴァナーの順番だと思います。まだ4歳で一戦ごとに経験値を増している感じ。今回は平沢騎手と3戦連続のコンビ。直線がダートになるのもいいんじゃないかな。

木村デスク 力心君、声が弾んでるで。先週日曜の新潟記念と小倉2歳Sをダブルで当てて、家族にお土産買いまくったらしいやないか。

力心 はい、いい流れで秋競馬に突入です。

木南 オジュウチョウサンも美浦トレセンに帰厩した。一気に秋がやってくるね。

木村デスク そうや、収穫の秋になるように頑張らんと。

◆井上力心(いのうえ・よしきよ)1986年(昭61)9月6日、福岡県北九州市生まれ。幼少時に父と小倉競馬場へ行き、競馬の魅力にはまる。ITエンジニア、マーケティングコンサルタント職を経て、日刊スポーツ新聞社の競馬担当へ。マーケティング用語を駆使した独自の予想にチャレンジ。先週日曜は新潟記念◎ユーキャンスマイル&小倉2歳S◎ロンドンプランで重賞ダブル的中。

◆木南友輔(きなみ・ゆうすけ)1980年(昭55)8月6日、東京都生まれ。趣味は登山と社会人野球観戦。

◆木村有三(きむら・ゆうぞう)1974年(昭49年)、大阪市出身。98年入社。ゴルフ、プロ野球、大相撲、ボクシング担当などを経て17年4月から競馬担当へ。大学までゴルフに打ち込み、メンタルのコントロールは得意なはず…。栗東トレセンで関西馬中心に取材。YouTubeで「この血が走る! 極ウマ血統ランキング」も担当している。