横山武騎手騎乗の2番人気ネビュルーズ(牡、鹿戸、父ジャスタウェイ)がデビュー勝ちを収めた。やや重の馬場で勝ち時計は2分3秒6。

まずまずのスタートから逃げ馬を前に置き、2番手を確保。1000メートル1分3秒0のゆったりとしたペースをきっちりと折り合い、手応えよく直線を向いた。外からパクスオトマニカに並ばれたが、ステッキが入ると鋭く反応。残り100メートルを切ったあたりで2着馬を振り切り、3馬身差をつけた。

伯母にモーリスドゲスト賞3連覇などフランスG1・6勝馬のムーンライトクラウドを持つ良血馬。横山武騎手は「返し馬からいい背中をしていました。まだ緩さはありますけども、基礎能力だけで勝ち切れました。馬群に入った時にどうなるか、というのもありますけれど、競馬を使いながら覚えてくれれば」と期待を込めた。

鹿戸師は「上手なレースをしてくれました。まだまだこれからの感じですけども、最後は反応もしてくれました。緩さは残っていますが、いい競馬ができましたね。今後はオーナーと相談して決めます」と振り返った。