凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月2日=パリロンシャン)への参戦が決まった英国のミシュリフ(牡5、J&T・ゴスデン、父メイクビリーヴ)はウィリアム・ビュイック騎手と新たにコンビを組むことになった。27日、ジョン・ゴスデン師が明らかにした。

ミシュリフは一昨年に仏ダービーを制覇。昨年は2月にダートのサウジCを制し、3月のドバイシーマCでは日本のクロノジェネシス、ラヴズオンリーユーを破った。今年はここまで5戦未勝利。連覇を狙ったサウジCは最下位14着に敗れ、帰国後はエクリプスSがヴァデニの首差2着。キングジョージ6世&クイーンエリザベスSが3着、連覇を狙った英インターナショナルSがバーイードから6馬身半差の2着、前走愛チャンピオンSはルクセンブルク、オネスト、ヴァデニに次ぐ4着に敗れている。

デヴィッド・イーガン騎手とオーナーの主戦契約解消後はジェームズ・ドイル騎手(現在は負傷休養中)、コリン・キーン騎手を起用してきたが、今回はアダイヤーが英チャンピオンSに向かうことで空いたビュイック騎手に白羽の矢が立った。ビュイック騎手はかつてゴスデン厩舎で主戦騎手を務めていた実績がある。

また、ミシュリフは年内で引退し、来年からフランスで種牡馬になることが発表された。レーシングポスト電子版が伝えている。