お笑いトリオ、インスタントジョンソンのじゃい(50)が13日、ツイッターを更新し、JRAが主催するWIN5(5重勝単勝式)で、9370万6710円を的中させたことを公表した。該当するWIN5は22年8月21日。じゃいのネット投票の購入・当選履歴の画像の表示によると、1260組で購入金額は12万6000円。20年には南関の川崎競馬のトリプル馬単にて6410万6465円の高額的中もあり、ギャンブラーとして名高い芸人の武勇伝がまた1つ加わった。

的中の組み合わせをひもとくと、WIN5第1レースの新潟10R阿賀野川特別を1・8倍の断トツ人気セレシオンの1点に厳選。第2レースで3頭、第3レースの北九州記念は馬の負担重量が各馬のハンデキャップにより変わり、波乱が起きやすいハンデ戦。ここで荒れると予想したのか10頭と買い目を広げた。第4レースは6頭、第5レースの札幌記念は7頭だった。それが見事に的中させた。

鍵を握ったのは第1レースで1頭に抑えた点と、第3レースの北九州記念。北九州記念は18頭中16番人気で単勝1万6430円のボンボヤージが勝ち、大波乱を巻き起こした。このレースが終わった時点で、残り票数は16万3317票から496票まで激減した。確勝級の馬がいる銀行レースで買い目を絞り、波乱が起きそうなハンデ戦で惜しげもなく買い目を増やした作戦には脱帽だ。

極ウマ・プレミアムでは有料域でWIN5コラムを展開している。本命党、穴党ごとに推奨馬を紹介しているが、現実的に1人の馬券ファンが買える金額を考慮して、組み合わせは100点前後にしているのが現状だ。ちなみに当該日のコラムでは本命、穴党ともに48点で推奨しており撃沈している。

じゃいの場合、多額の資金力で10万超えの馬券購入ができている。1万円の馬券購入を10回行うよりも、乾坤一擲(けんこんいってき)で1日に購入してみるやり方は評価してもいい。

一般の競馬ファンとは違い、芸能人ならではの資金力がある。それに加え、自身の博才と強運が高額配当をもたらしたとの見方はできる。ただこの買い方は、キャリーオーバーが発生した時にも有効とみる。WIN5や南関のトリプル馬単には的中票がなかった場合に、キャリーオーバーが発生する。配当に前回分の払戻金が上乗せされるためだ。じゃいの高額配当をきっかけに、“買い時”を見定めて高額配当を狙う動きが多くなるかもしれない。【極ウマ取材班】