今年のドバイゴールドC(G2)など国内外で重賞3勝を挙げたステイフーリッシュ(牡7、矢作)が、左前繋靱帯(けいじんたい)炎のため引退することが決まった。所有する社台サラブレッドクラブが27日、公式サイトで発表した。

今週に入り、左前肢の球節部分にむくみが見られ、26日のエコー検査で判明。損傷が広範囲にわたることから、復帰は厳しいと判断された。

矢作師は「来年のサウジ、ドバイで連覇を狙っていきたかったんですが、長い間、本当に頑張ってくれました。自分を初めて凱旋門賞に連れて行ってくれた馬ですし、感謝しかありません。今後も幸せに、元気に過ごしてほしいですね」と話した。通算成績は34戦4勝(うち海外5戦2勝)。重賞勝利は他に18年京都新聞杯(G2)、22年レッドシーターフH(G3)。今後は社台ファームで乗馬となる予定。