09年フェブラリーS(G1)を制したサクセスブロッケン(せん)が、22日に鹿児島県のホース・トラストで死んだ。17歳だった。ジャパン・スタッドブック・インターナショナルのサイト内で発表された。

現役時は、シンボリクリスエス産駒の牡馬として栗東・藤原英厩舎から07年11月にデビュー。新馬戦からダート4連勝で臨んだダービーは18着に敗れたが、続くジャパンダートダービーは堂々の1着で、G1初タイトルを手にした。

4歳となった09年にはフェブラリーS、東京大賞典を制覇。G1は計3勝を挙げた。現役引退後は、東京競馬場で誘導馬として活躍。昨年のフェブラリーSの誘導を最後に卒業し、ホース・トラストで余生を過ごしていた。

同サイト内で、ホース・トラストの理事長・小西英司氏は「年々足腰が弱ってきており、回復に向け人馬ともに尽力しましたが、本日天国へ旅立つことになりました。最後まで彼は、生きようと頑張っていただけに無念です。会いに来てくださいましたファンの皆さま、応援してくださったファンの皆さまにこの場を借りてお礼申し上げます。ありがとうございました」とコメントした。

通算19戦7勝(うち地方8戦2勝)。重賞3勝。