29日日曜の中京12Rで、8番人気のセイクリッド(牝4、大根田)がスタート後もゲート内で膠着(こうちゃく)し、競走を中止した。

1枠1番だった同馬の内の空いているゲートに、発走合図時もゲート係が入ったままで、上から手を出して同馬に触れていたが、JRA広報は「癖のある馬については発走委員から許可を得た場合、特例としてゲート係が扶助することが競馬施行規程上、認められています。パトロールフィルムでもその模様が確認できると思います。ですので公正なスタートと認められます」と説明した。

なお、セイクリッドは発進が不良であったことについて、30日から裁定委員会の議定があるまで出走停止。発馬機内での駐立が不良であったことについては発走調教再審査となった。