“白い怪物”が大人の風格をかもし出した。

北海道新冠町のビッグレッドファームで8日、種牡馬展示会が行われた。

12年有馬記念、13、14年宝塚記念史上初の連覇などG1・6勝を誇るゴールドシップ(牡14)が登場。現役時代は豪快な暴れっぷりで話題を呼んだが、雄大な馬体は年を重ねて白さを増し、終始落ち着いた様子で牧場関係者を魅了した。

昨年は産駒のウインマイティーがG3マーメイドSを勝利。今年はマイネルラウレアが新馬、若駒Sを連勝するなど期待馬を輩出している。供用8年目の今年の種付け料は200万円。

ビッグレッドファーム関係者は「奥手の印象をもたれているかもしれませんが、産駒成績から2歳重賞でも活躍できるポテンシャルをみてとれます。芝中長距離の適性が非常に高く、クラシックディスタンスで結果を残せる種牡馬として非常に貴重な存在と言えるでしょう。産駒の気性難を心配される声も上がりますが、数多くの育成を手掛けてきたビッグレッドファームでも手をわずらわせる産駒が多いとは感じません」とアピールした。