ドイツで3年連続リーディングジョッキーに輝き、短期免許で来日していたバウルジャン・ムルザバエフ騎手(30、カザフスタン)が新たにフランスの名門、アンドレ・ファーブル厩舎の主戦ジョッキーになると、15日、フランスの地元メディア、競馬専門チャンネル「エキディア」が報じている。

ファーブル厩舎は凱旋門賞で史上最多8勝を挙げている名門(主戦契約を結んでいる騎手が別に存在するゴドルフィン、ヴェルトハイマー兄弟などの所有馬には騎乗しない見込み)。昨年まではドイツのシールゲン厩舎で活躍していたムルザバエフ騎手だが、実現すれば、国際的な競走の多いフランスでさらに大きなチャンスをつかんだことになる。昨秋はジャパンCのテュネスに騎乗するために初来日。その後は短期免許取得期間中にドゥラエレーデでホープフルS、プロミストウォリアで東海S、ヒンドゥタイムズで小倉大賞典を制し、日本のファン、競馬関係者にその存在を大きくアピールしている。