海外メディアが25日のドバイワールドCデーの衝撃を伝えています。

英国のレーシングポスト紙は、イクイノックスのG1ドバイシーマクラシック圧勝を受けて「秋まではイクイノックスが世界の競走馬のリーダーに君臨することは間違いないだろう」と予測。「日本に世界一のサラブレッドがいないと主張するのは全く無意味なこと」と、頭の固い欧州のホースマンに猛省を促しています。

同紙はG1ドバイワールドC優勝のウシュバテソーロについても「日本が(ダートも含めて)世界的な支配に向かっているさらなる証拠」として、その圧巻の走りを称賛しています。

週明け月曜には欧州で最も権威のあるタイムフォーム誌が、ドバイでの成績を加味した最新のレーティングを発表しました。

注目のイクイノックスは有馬記念時の130から132に上昇。昨年のシーマクラシック優勝時のシャフリヤールが125でしたから、132がいかにすごい数字かがわかります。

ダートのトップに躍り出たウシュバテソーロは昨年の東京大賞典優勝時の121から126にアップ。UAEダービーに勝って5月のケンタッキーダービー挑戦を表明したデルマソトガケは、3歳馬ではトップクラスの115となっています。

国際フリーハンデとなるワールドベストレースホースランキングの次回発表は4月中旬の予定ですが、こちらでもイクイノックス(前回発表時は126)の評価が高まることは必至。14年のドバイデューティフリーをレコード勝ちし、130で世界一の座に就いたジャスタウェイに続くことは確実です。【ターフライター・奥野庸介】(ニッカンスポーツ・コム/極ウマコラム「ワールドホースレーシング」)