デビュー2連勝で京成杯を制したソールオリエンス(牡3、手塚)は、美浦ウッドではじけた。1馬身前のヴァーンフリート(古馬2勝クラス)に直線入り口で内から並ぶと、横山武騎手からの仕掛けに猛スピードで応えた。外めを回りながら、6ハロン80秒8はこの日の一番時計タイ。自己ベストを2秒以上更新し、ラスト1ハロンは11秒1と極上の切れ味を披露した。

ただ期待の高さの分だけ、鞍上も高水準を求める。「1週前としては動きはよかったかなと思います」と前置きし「大きく変わった部分という点ではあまりないかなという印象です。もともと完成には時間がかかるタイプかなと思っていました。今日も角馬場からまだトモが全然甘いですし、完成は秋以降になるのかなという感触です」とジャッジ。

精神面に関しては「けっこう前向きに走っていましたし、メンタルの部分ではすごくいい方向で順調に進んでいると思います」と成長を実感した。